たまに映画、展覧会、音楽など。

「奇想の王国 だまし絵」展 (Bunkamura)

Bunkamura「奇想の王国 だまし絵」展

代表作品は、アルチンボルドの『ルドルフ2世』
今、いたるところに絵が飾ってある、果物のあれです。
63個もの野菜で顔ができているという神聖ローマ皇帝のルドルフさん。

けど、これ、 諷刺してるわけでもなく、
万物の王としての敬意を表して、描いたんだとか。
馬鹿にしているとしか、見えないけれど
でも実際に見ると、色が鮮やかで、意外とおいしそう。
目はアメリカンチェリー
食べられそうなくらい、熟れてる!!!!!!!!!!!!!!!

あと、エアハルト・シェーンの『判じ絵− フェルディナント1世』も、
実際に見てきて、ちょっと興奮しました
アナモルフォーズとは、よく言ったものだ。
あまりに歪んで、よくわかんない絵もあったし。

20世紀の作品として、マドリッドの作品もありました。
平べったい色彩だけど、彼(だと思うけど)の絵の構図は面白い。
何かしらの不自然さが入っているのに、それが一見わからない。
だまされるもうなずける。


立体絵もあって、鑑賞するものが歩くことで視界が変わり、
絵が動いて見えるという、あたしが前代未聞に驚いた作品もありました。
横から見たらただのでこぼこの絵。
でも、正面にたって、歩くと、その絵がたちまち動き出す。

下手な画家には描けない。
エンターテイメントばっちりの絵画展でした☆