映画「素晴らしき哉、人生!」
ジェイムズ・スチュアート主演
1946年
山口の呑み屋はこっからとっているんじゃないの?
「すばじん」によく行く方は是非。
人って、生きていることそのものが、もう素晴らしい。
いやいや、そんなこと言われても、
いろんな苦難がある現代の私たちには実感できない。
でも、
「こんな悩みってちっぽけなことにすぎないのかも」
と、 なんだか人生を少し楽しもうとする余裕が生まれる映画だと思います。
主人公は、心の優しい商人。
一方で悪い商人がいて、
彼に町を占領されないように、
主人公はなけなしのお金をやりくりして、
人々が家族みんな幸せに暮らせるような町を作ります 。
理解のある妻に支えられ、 主人公は、貧乏生活を送りながらも、
人々に愛されていますが、
ある日、ひょんなことから、会社のお金がなくなり、
会社も破綻、自分は横領の罪で刑務所に入れられてしまうかも……という絶望の淵に……。
そんなとき、手を差し伸べてくれたのは、
翼のない天使でした(笑)
なんかメルヘンに聞こえるけれど、
モノクロ映画で、古きよきアメリカが描かれている、
かなり質の高い映画だと思います
そして、絶望にいた主人公。
最後には 「人生は素晴らしい」と涙します。
一生懸命、人のため、家族のために生きていたら、
その人はきっと幸せになれる。
仮に幸せになれなくとも、後悔はしないのかもしれないなぁ…。
<自分の幸せ>をずっと追いかけてきた私にとって、
大事なことを忘れてると言われた気がした作品でもありました。
せめて、
自分の周りの人は、笑顔でいられるように。
そして、私自身、毎日楽しく過ごしたいな。
ちなみにこの映画、
「バックトゥーザフューチャー」がパロディっているので、
この映画と「バックトゥ…」を見ていたら、
いろんなつながりがわかって面白いと思います。