クラコレ展(三菱一号館美術館)
クラーク夫妻が集めた印象派前後の作品。
とりわけルノワールの収集に熱心だったみたいで、
日本にあるルノワール作品とは質が違う。
見処はルノワール部屋の10数点。
他にも、コローからピサロ、シスレー、ドガ、カサット、モリゾなど。
作家に関係なく青系統が多かったのはクラーク夫妻の趣味?
これもルノワール↓
ただ気になったのは、無名の画家たち。
当時は有名だったのだろう。
ただ、そういう無名画家に限って、
他の作家と変わらない絵だったりする。
それで思い当たった。
日本のホキ美術館みたいだ。
写実絵画ばかりを展示しているホキ所有している作家のうち、
一体何人の名前が残るだろうか。
写実絵画が悪いわけではないし、
美術であることに変わりないけれど、
職人気質だけでは名は残らない。
クラーク夫妻の目は確かだったと思う。
5月26日まで、三菱一号館美術館。
オススメ度★★★
http://mimt.jp/clark/top.html