たまに映画、展覧会、音楽など。

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」(国立美術館)04

第二章 印象派 印象派について今更きちんと述べずとも、 この絵を観れば、印象画家の醍醐味は十分に伝わるはず。 この章でご紹介するモネ、ルノワール、カサット。 三人の描く世界をそのまま感じる、それがそのまま印象派の世界だと思うのです。 3.光の層…

「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」(国立美術館)03

第一章 印象派以前 2.逃れられない二項対立図? でた、マネ。問題児マネ。 まずはこれ。「草上の昼食」1863年 「オランピア」1865年 サロン(官展)のに不満をもった画家たちが開催した落選展に出品した2作品で、 未だかつてない題材に物議を醸したことで…

「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」(国立美術館)02

第一章 印象派以前 モネの「印象・日の出」や「睡蓮」に代表されるような印象派絵画というのは、 そこに到達するまでに様々な変革がおこる。 時は19世紀、パリ。 聖書・神話・歴史がテーマの絵画からの逸脱を図り、 ありのままの自然や現実を描かれるように…

「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」(国立美術館)01

誰もがアリスになれる場所 ワシントン・ナショナル・ギャラリーから もくじはじめに 第一章 印象派以前1.空・川・森 シャルル=フランソワ・ドービニー「オワーズ川の洗濯女たち、ヴァルモンドワ近郊」2.逃れられない二項対立図 エドュアール・マネ「鉄…